会計監査導入支援 概要 - 監査法人 銀河

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医療福祉会計研究 プロジェクトチーム

はじめての会計士監査


3.リスクの識別

  1. 前期末勘定残高のうち、算出された重要性基準値以上の勘定科目をピックアップ

     =重要勘定の抽出
      現金、預金、有価証券、有形固定資産など。




  2. 重要勘定の特質を検討し、どのようリスクがあるかを把握

     =固有のリスクの把握
      例えば、現金については、「盗難リスク、横領リスク」がある。




  3. 重要勘定の仕訳が生成される(会計伝票が起票される)業務を特定する

     =業務プロセスの特定
      例えば、入金プロセス、支払プロセス。




  4. 特定された業務プロセスにおいて、その中で起こりうる間違いを識別する

     =統制リスクの把握
      例えば、入金プロセスにおいて、「実際入金額と記帳額が不一致となるリスク」を識別。





勘定科目 金額 プロセス名 主なリスクの内容
現金 1,000 - 「盗難リスク、横領リスク」・・・(固有のリスク)
入金 「実際入金額と記帳額が不一致となるリスク」・・・
支払 「二重払いするリスク」・・・




4.リスクに対する対応

  1. 起こりうる間違いに対して、どのような内部統制を行っているか、検討する

     例えば、現金出納プロセスにおいて識別されたリスクに対して、医療法人として、どのような内部統制活動を行っているか。


  2. 監査人として、内部統制に依拠できるかどうか検討する

    1. 取引量が多い勘定科目は、内部統制に依拠。
      依拠できると判断したら、サンプルを抽出して検証
       ⇒「運用テスト」の実施(リスク対応手続)

       「実証手続」も組み合わせて実施



    2. 取引量が少ない勘定科目や残高が容易にチェックできるものは内部統制に依拠しない。
      現物については実査
      預金等については残高確認状の発送
       ⇒「実証手続」の実施(リスク対応手続)



    3. 会計上の見積もり項目は、監査人自ら基礎資料を検証。
      貸倒引当金
      退職給付引当金
       ⇒「実証手続」の実施(リスク対応手続)










5.監査の時期(3月決算法人の場合)

  1. 監査計画の策定

    7月〜12月    場合によっては、1月以降に監査計画の修正が行われることもある。


  2. リスクの識別作業の実施時期

    7月〜12月    2〜3回程度に分けて往査。


  3. 運用テストの実施時期

    1月〜3月     サンプルのランダム抽出とサンプルに係る内部統制の証跡の確認。


  4. 実証手続の実施時期と範囲

    9月〜6月中旬  期中取引については、9月以降、適時に実施

               期末取引(期末監査)については、5月中旬から6月中旬に実施予定
               (財務諸表の表示検討を含む)

               重要な後発事象の有無の検討は、監査報告書日まで続く



  5. 全般的監査手続は年間を通じて行われる。

    年間を通して、重要な虚偽表示につながる情報を入手し、異常な点がないかどうか、職業的懐疑心をもって、監査に望むことになる。








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